わたしたちが、医師から処方されるくすりが開発されて世に出るまでには約10年以上もかかると言われています。
そのプロセスはおおよそ以下のようなものです。

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(1)有効物質の発見・合成
製薬会社の研究者たちが日夜、努力を重ねて、植物や化学物質、微生物などの中からくすりになりそうな物質を探します。
ここでは、たくさんの物質が発見されますが、この中からくすりとなる物質が発見される可能性は「1万分の1」と言われています。

(2)動物実験
まず最初に、動物(ネズミ、ウサギ、イヌなど)を使って安全かどうか、効き目はあるのかを調べていきます。

(3)臨床試験
「くすり」として認められるためには、人が使った時に安全で効き目があることが証明されなければなりません。
これを証明する試験を「臨床試験」といい、厚生労働省(国)から承認をもらうための「臨床試験」を『治験』といいます。
皆さんが、日頃何気なく薬局や病院で手にするくすりも全て『治験』を通 過して、その安全性と効き目が認められました。

(4)審査
治験のデータ等をもとに厚生労働省(国)がくすりと認めるかどうかを厳しく審査します。
ここで、認められて初めて市場(薬局、病院)に出るのです。

(5)認可後の評価
厚生労働省(国)がくすりとして認めた後にも、もう一度安全性や効き目を確かめる試験をします。