Archives for 脳神経外科系

パーキンソン病

どんな病気? ドーパミンが不足することで発症するのではないかと言われているパーキンソン病は脳からの指令がうまく伝わらず、手足のふるえや筋肉のこわばり、動きが遅くなるなどの症状を特徴とする難病です。 パーキンソン病の4大症状 1. 振戦…リラックスしている時、力を抜いている時に手や足が震える。最初は左右どちらか片側から症状が出ることが多い。 2. 筋肉の固縮…関節の曲げ伸ばしが、しにくくなるため動作がぎこちなくなる。 3. 動作の緩慢…動き始めるまでに時間がかかり、動き出しても動作がゆっくりで小さくなる。 4. 姿勢保持反射障害…体のバランスを崩すと足などを出して姿勢を立て直すことが困難になり転びやすくなる。 他の症状 a. 立ち上がる時のめまいや立ちくらみ b. 尿漏れ、失禁 c. 便秘 d. 唾液や食べ物を飲み込みにくい e. 時を書くとだんだん文字が小さくなる f. 歩き始めの最初の一歩が出にくい、足がすくむ g. 歩く時の歩幅が小さくなる h. 歩いている時、自分の意思で止まれなくなることがある。 i....
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ナルコレプシー・過眠症

どんな病気? ナルコレプシー・過眠症は日中過度な眠気に襲われ、仕事中や食事中など眠るべきではない場面でも居眠りをしてしまう病気です。単に眠気がひどいというだけではなく、思考や発声が遅くなる、食欲の減退、活力の欠乏などとともに落ち着かない気分や不安、いらだちなどの症状を呈します。仕事や家庭などでの能力が欠け、場合によっては社会生活に重大な問題を生じることもあります。 年代的には若いひとに多く見られます。 ナルコレプシー・過眠症には種類があります。 a. ナルコレプシー 夜間に十分な睡眠時間を取っていても昼間強い眠気に襲われ、そのまま眠ってしまうもの。笑ったりびっくりすると全身の力が抜けてしまう情動脱力発作(カタプレキシー)や入眠に金縛りのような症状を起こす、夢による幻覚が現れるなどの症状があります。居眠りは30分程度で目覚めた後は一時的にすっきりするのが特徴です。ピークは14~16歳と若く、10代の発症が多いのも特徴です。 b. 反復性過眠症 女性より男性に発症頻度が高く、非常にまれな症状です。初発は10代が多いとされます。1日に20時間近く眠る日が3日から3週間ほど続き、これが数週間から数カ月の間隔で起こります。症状と症状の間の時期は普通に生活を送ることができます。 c. 特発性過眠症 発症は10~20代前半までに多く見られ、昼間の眠気と居眠りが主な症状です。一旦眠ってしまうと目覚めるまでに1時間以上かかる病気です。ナルコレプシーほどの眠気はなく、少しずつ眠気が高まっていくのが特徴です。また、ナルコレプシーとは違い目覚めた時の爽快感はありません。 外傷後過眠症 頭部の外傷を原因とする過眠症です。外傷によりそれまでの睡眠パターンが崩れ、頻繁に昼間眠気を感じるものです。同時に夜間の睡眠時間も長くなる傾向が見られます。 原因 現在詳しい原因やメカニズムはまだわかっていません。しかし、幾つかの仮説があり大きく分けると「睡眠」の問題と「生活習慣」の問題があるとされています。 ●睡眠の質の問題 睡眠時無呼吸症候群、周期性獅子運動障害などで深い睡眠が取れない。 ●睡眠の量の問題 睡眠不足、不眠症などを原因とする基礎的な睡眠時間の不足 ●中枢神経の問題 中枢神経に問題があると推測されているもの。(ナルコレプシー、突発性ナルコレプシー、過眠症、反復性ナルコレプシー・過眠症など) ●睡眠覚醒リズムの問題 時差ぼけ、交代勤務などで著しく寝る時間が変化する場合 検査・診断 ナルコレプシー・過眠症の検査には入眠潜時反復測定検査(MSLT)というものが必要とされています。これは日中の眠気を測定するもので、脳波検査のできる施設で行います。ナルコレプシーに関しては情動脱力発作が明確であれば確定診断して良いとされていましたが発作を直接観察することは難しいため多くの場合はMSLTを行って診断をします。 また、最近の診断基準ではナルコレプシーを患う患者の脳脊髄液中のオレキシン濃度が低いことが多いことがわかっており、測定可能な施設は国内でも限られていますがオレキシン欠乏の有無により診断できるようになりました。 治療 現在根本的な治療法はありませんが、睡眠科や睡眠専門のクリニックで診察を受けることで原因や種類を判別することは可能です。症状の改善に向けて生活の改善を行い、睡眠の質を高めるために薬が処方されることもあります。 処方されることの多い薬 アンフェタミン、メチルフェニデート、モダフィニルなどの抗うつ剤や精神安定剤により睡眠の質を高める薬が使用されることが多い。 これらは根治療法ではありませんが症状を改善させることを目的としています。症状や体質などに合わせて処方するため、必ず専門医にかかり、薬は用法・用量を守って服用してください。
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