治験の前には事前検診が必要

 
治験を受ける場合、まず事前検診を受けていただく必要があります。

大きく分けると2種類の募集があり「健康な方が対象の治験」「疾患のある方が対象の治験」に分かれています。
治験によって得られるデータを科学的に信頼性の高いものにするため、基本的に参加者の体質や持病に一定の制限があります。
 
その理由は、実際に治験参加後に参加者が体調不良を訴えた場合など、それが治験薬の作用で引き起こされたものか、
参加者の元々の体質によるものなのか判断することが必要になるからです。
 
参加者の健康を守るためにも、治験参加前に参加者の体質や健康状態を把握することが大変重要になのです。
 
治験の応募条件にマッチした後、事前検診の注意事項や体調管理の案内をお送りしますので、必ず事前検診にご参加ください。
 
この事前検診では、参加者の費用負担がないものがほとんどで、負担軽減費が出る場合も多くあります。
 
一体、事前検診では何をするのかと不安な方もいるかもしれません。
 
一般的な事前検診の項目は、通常の健康検査のようなものです。
身長と体重の計測、血液検査・心電図・尿検査といった基本的な項目のほか、試験にあわせて必要な検査を行います。
 
後日、事前検診の結果をもとに医師が治験参加が可能かどうか判断し、可否をご連絡します。
 
コンタクトセンターで応募基準を確認した上で事前検診の予約に至っているとは思いますが、
“応募基準を確認した時”と“事前検診の当日”では、体調に大きく変化がある場合があると思います。
「なんだか調子が悪い」「頭痛がする」「具合が悪くてうっかり薬を飲んでしまった」など、その場合は遠慮せず、すみやかに申し出てください。
 

治験に参加できないケースは?

事前検診の結果、医師の判断で参加不可となった場合は治験に参加することができません。
 
事前検診の際には、通常いくつかの注意事項が出されます。出された注意事項を守れずに検査数値が正しく出なかった場合、
参加不可となる場合がありますのでご注意ください。日程変更が可能な場合は、改めて検査を受けることもできますのでご相談ください。
 
また、事前検診を通過した場合でも、再検査で基準を満たしていない場合や、治験期間中に中止となる可能性もあります。ご了承ください。
 
治験では、正確なデータをとることが何よりも重要です。たいへん慎重なプロセスを経た上で実施されるものであることを念頭に臨みましょう。

 

まずは気軽に相談会からスタート!

「治験に興味はあるけれど、まだまだ不安」そんな方は、まずは相談会に参加することからスタートしてはいかがでしょう?
製薬会社や医療機関では、治験の相談会を開催することがあります。
 
合わせて無料の健康検査や骨密度測定会などを実施している場合もあり、気軽に話を聞ける機会になっています。
治験とはどんなものか、また治験に参加できる可能性があるか、簡易的に調べてもらえますので、興味のある方にはおすすめです。
 
また健康診断は、通常は健康保険適用外であるため、9,000円から1万円の費用が発生します。
会社などで健康診断を受ける機会がない方は、無料で検査を受けることができる良い機会にもなります。
健康管理も兼ねて、定期的に健康診断を受けている方もいます。上手に利用すれば一石二鳥ですので、この機会をぜひご利用ください。
 
実際に治験を受けるには相談会の健康検査とは別に、きちんとした事前検診が必要になります。
 
インターネットなどで治験の相談会を見つけたら、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか。
きっと、治験に対しての理解が大きく深まり、自身の健康を見直したり、社会貢献のためにもいい機会になると思います。