糖尿病とは、どのような病気なのでしょうか?

健康診断などで見つかる人も多い生活習慣病の1つに、糖尿病があります。

糖尿病の方は、何らかの理由でインスリンが正常に働かなくなり、血糖値が非常に高くなってしまいます。症状がひどくなるまで自覚症状がないため、治療を受けずにいて悪化させてしまう人が非常に多く、合併症による腎臓障害などで人工透析を受けなくてはならなくなるなど大変リスクの高い病気なのです。
 

はっきりわかる症状が出るまで時間がかかるため発症までには至らない、「糖尿病予備軍」は相当数にのぼると言われています。大人の病気というわけではなく、生活習慣などにより現代では子供でもかかる病気とされているのです。
 
糖尿病には2種類あり、遺伝によるものや生活習慣を原因としたもの多いなどがあります。
すい臓の一部の細胞が壊れてしまいインスリンが作れなくなる状態をⅠ型糖尿病といいます。
患者数は少なく、糖尿病患者全体の1割ほどになります。また、2型糖尿病は遺伝や生活習慣が乱れることにより発症しますので、健康診断などで糖尿病が見つかる方はほとんどの場合、この2型糖尿病であることが多いようです。
 
では糖尿病になった場合のリスクにはどんなものがあるでしょうか?
 
まず糖尿病で怖いと言われているのは合併症です。

糖尿病になる方は高血圧になることが多く、そのため様々なリスクが高くなる傾向にあります。脳梗塞や脳卒中、心筋梗塞などや腎臓障害、糖尿病網膜症になり失明するなど深刻な症状があらわれます。
 

【代表的な合併症】
 
1.糖尿病神経障害 手足のしびれ、立ちくらみなど
2.糖尿病網膜症 ひどい場合は失明も
3.糖尿病性腎症 透析が必要になることも
4.動脈硬化・高脂血症・脂肪肝・白内障 など
 
かなり怖い病気だということがわかりますね。
しかし、糖尿病予備軍のうちに適切に対処することにより、このようなリスクを軽減させることができます。
それでもよくならない場合、投薬治療ということになります。
現在では糖尿病に効く人体へのリスクの少ない薬も多く開発されており、効果が期待できるため、早めに治療に入られることをおすすめします。安全性の高い治験の募集も多く、糖尿病を患っている方からの期待も高くなっています。。
 
お薬の種類には以下のようなものがあります。
 
・スルフォニル尿素薬(SU)類

インスリン基礎分泌を促進するため、服用後数時間効果が持続します。空腹時の血糖が高い2型糖尿病の方に適応されます。

 
・ビグアナイド薬(BG)類

肝臓でブドウ糖が新しく作られるのを抑制し、腸からのブドウ糖の吸収も抑制します。筋肉からの糖の取り込みを促進させる効果があります。スルフォニル尿素薬(SU薬)では効果が不十分な場合に使われることがあります。
 
・α- グルコシダーゼ阻害薬

空腹時血糖がそれほど高くないインスリン非依存状態を示す症例に使用されます。小腸でのブドウ糖の分解・吸収を遅らせて食後の急激な血糖値の上昇を抑えます。単独の効果は弱いため、他の糖尿病治療薬と併用されることが多いです。
 
・速効型インスリン分泌促進薬

主に食後の高血糖対策として用います。
すい臓のβ細胞に働きかけインスリン分泌をうながします。SU薬と似ていますが、SU薬に比べて吸収・分解が速いことが特徴です。服用から約30分で効果が現れ、約1時間後には効果が最大に達し、服用から約4時間後に効果が消失します。必ず食事の直前に服薬する必要があります。
 
・チアゾリジン薬

肝臓からブドウ糖が新たに作られる糖新生を防ぎ、筋肉や肝臓で脂肪燃焼を助けます。血液中のブドウ糖が、エネルギーとして筋肉や脂肪で使われることを促します。
 
・DPP-4阻害薬

インスリンの分泌をうながす消化管ホルモンであるGLP-1の働きを高めてくれます。消化管ホルモンは食事をとると小腸から分泌されます。血糖値を改善し、低血糖が出にくい医薬品として開発された薬の1つです。
 
・SGLT2阻害薬

余分な糖を尿により体外に排出させ、血糖値を下げる薬です。膵β細胞を酷使せず、インスリン分泌の有無にかかわらず腎臓の機能をさまたげません。他の治療薬に影響を与えないため、治療薬の組み合わせによってはより大きな効果が期待されています。
 

糖尿病の治験をご存じですか?

医療機関では糖尿病の方を対象にした治験の募集を行っているところも多く、参加条件も細かく定められています。

治療中の方はもちろん糖尿病の疑いのある方を対象としていますので、健康な方は参加していただくことができません。

参加されると飲み薬や注射などで新しいお薬を使っていただき、半年から1年という時間をかけて行います。通院型で、月1回のペースで通院していただくケースが殆んどです。

治験の期間が長く、細かい参加条件があります。もし、参加してみたいと思われたらホームページの募集案件をご覧になるだけでなく、電話などでお気軽にお問合せください。皆様のご参加をお待ちしています。