どんな病気?

妊娠していないにもかかわらず、3ヶ月以上月経がこないことを無月経という。精神的なショックや環境の変化によるストレスなどがあると、月経が遅れたり、止まってしまうのは、よくあること。急激なダイエットをして無月経になることもある。これは、脳から卵巣への指令が止まってしまい、月経を起こすために十分な女性ホルモンが分泌されないことがおもな原因。女性ホルモンの分泌が低下すると、肌のハリがなくなって、シワっぽくなってくるだけでなく、骨粗しょう症のリスクも高まる。月経だけではなく全身に影響が現れるので注意したい。

検査・診断

問診表に最後の月経の時期、ふだんの月経周期などを記入し、尿検査で妊娠していないかどうかをチェック。さらに内診、超音波検査で子宮や卵巣の病気がないかどうかを調べる。原因となる病気がないことが確認できたら、血液検査で女性ホルモンの分泌量を測定、次に無月経の重症度を測る「Pテスト」(少量の女性ホルモンを注射して月経が再開されるかどうかをチェック)を行う。それでも、なお月経が戻らないときには、「EPテスト」(2種類の女性ホルモンを注射)へ進む。

治療

妊娠を急がない場合は「カウフマン療法」(中用量または低用量ピルを21日間のんで7日間休む)を行うのが一般的。服用をやめて約3日後に、見せかけの月経が起こる。ただし、無月経になった背景にストレスや過激なダイエットがある場合は、根本的な原因を取り除かない限り、改善されない。自分で気づかないうちに、ストレスをためこんでいないかどうか、ふだんの生活を見直してみることも必要。ダイエットをしていた人は、間違ったダイエットを繰り返さないよう正しい知識をもち、無理をしないよう心がけたい。摂食障害を起こしている場合には心療内科に紹介されることもある。