どんな病気?

月経周期にともない増殖し、月経時に排出される子宮内膜が、子宮の内側以外の場所にできてしまうのが子宮内膜症。子宮腺筋症はその一種で、子宮内膜組織が子宮の筋肉の中に入り込んで、子宮全体が大きく腫れたような状態になる。月経時の出血量が多く、月経痛がとくにひどいのが特徴。

検査・診断

問診で月経痛などの症状を説明し、内診と超音波検査で子宮の大きさなどを確認すると、ほぼ分かるが、子宮筋腫と間違えやすいので、鑑別するためにMRI検査を行うことが多い。ただし、これらはあくまでも臨床診断と呼ばれ、腹腔鏡検査を行わないと確定診断はできない。

治療

子宮内膜症の治療と同様、鎮痛剤で痛みをコントロールするほか、ホルモン療法で6ヶ月間月経を止める方法、低用量ピルで月経量を減らし、痛みを軽減させる方法がある。腺筋症は子宮内膜症の中でも、とくに痛みがひどくなりがちなので、まず偽閉経療法で腫れた子宮を縮小させ、続けて低用量ピルで子宮内膜の増殖を抑制するなど、治療法を上手に組み合わせて効果的に症状をコントロールしていくことが大切。子宮全体が腫れてしまうため、手術を行う場合、子宮を摘出するのが一般的だが、妊娠希望がある場合は、主治医とよく相談して治療方法を選択していく必要がある。