どんな病気?

心臓の機能低下により身体に様々な症状が出ることを言います。

主な症状
1. 疲労感、倦怠感 
2. 息切れ、呼吸困難
3. むくみ など

様々な症状が出る心不全は、心臓の機能が低下することにより全身の筋肉に十分な量の血液を送ることができなくなって起こります。初期の頃は軽い運動をした時に症状が出ます。坂道を上ったり、重いものを持ったりする時に息切れが激しくなることが多いようです。
足のむくみは長時間立っている場合に生じ、長時間横になっている場合は背中がむくむこともあります。
また、夜間のトイレで目が覚めてしまう夜間頻尿という症状もあります。心不全が、悪化すると安静時でも発作がおきます。
できるだけ早い段階での受診をおすすめします。

原因

心不全の原因は大きく分けて2つあります。1つは心臓の機能低下を原因とする高血圧や心筋梗塞などです。2つ目は心臓の機能低下とは関係なく、生活習慣の乱れ(肥満、飲酒、喫煙、過労、ストレス、加齢)によるものです。

心不全には急性心不全と慢性心不全があります。
慢性心不全は高血圧、心臓弁膜症、肥満などを原因とし、長期間持続します。
急性心不全は過労やストレス、心筋梗塞などからなり、突然死の原因になることもあります。

検査・診断

心不全は以下のような検査によって診断されます。

【問診】 既往症、自覚症状、生活習慣、服用中の薬など

【視診・触診・聴診】 顔色、肥満、むくみの状態、心臓と動脈などを調べます

【血液検査】 血液中のB型ナトリウム利尿ペプチドや心房性ナトリウム利尿ペプチドの濃度の検査

【血圧測定】 収縮期と拡張期の血圧の計測をします

【心電図検査】 心拍や心臓壁の厚さ、不整脈、心筋梗塞、狭心症の有無を調べます

【胸部X線検査】 心臓の肥大や肺のうっ血の有無を調べます

【心臓超音波検査】 超音波による心臓の画像を用い心機能全般を調べます

治療

心不全の治療は生活習慣の改善と薬物療法です。高血圧や心筋梗塞を患っている場合はそちらの病気の治療が優先されます。

薬物治療
心不全の治療法で薬物治療は効果が高く重要です。

心不全の主な治療薬
・利尿剤 体内の余分なナトリウムと水分の排泄
・血管拡張剤 心臓の負担を軽くする
・強心剤 心臓の収縮力を強めて心臓の働きを助ける
・交感神経活性抑制剤 交感神経の活性化を抑制し心臓を保護する

心不全における薬物療法は大変効果の高いものですが、飲み薬は医師の指導のもとで用法や用量を正しく守って服用しましょう。

予防

心不全の治療・予防のために生活習慣の見直しはとても重要です。

生活習慣改善のポイント
1. 適度に体を動かす
2. 飲酒を控えめにする
3. 肥満の予防
4. 非喫煙
5. 食塩の摂取量を控える など

医師の指導のもと次のような生活習慣の改善に取り組みましょう。
散歩などの軽い運動で体力の維持と向上を心がけましょう。
飲酒は血圧が上がり、心臓の負担が大きくなります。
喫煙は動脈硬化を促進し、心臓に負担をかけると言われています。
また、肥満予防のために塩分や糖分、脂肪分の摂取は控えめにしましょう。
毎日体重を計り、変化を記録することも大切です次のような生活習慣の改善に取り組みましょう。