どんな病気?

大腸にできるイボのようなもの。自覚症状はあまりなく、定期健診などの検便(便潜血反応)で血液が検出されて、腸の検査を行った結果、みつかることが多い。出血といっても、肛門に近い場所にできたポリープならば、便に血がついて自分で気づくこともあるが、基本的には肉眼で出血を確認することはできない。腸管は伸縮性に富んでいるため、ポリープができたからといって、便秘するようなことはない。40歳以上の2~3割にみられる。

検査・診断

消化器科で内視鏡を使った腸の検査を行う。検査前に腸を空っぽにする必要があるため、前の晩に下剤を飲み、当日は腸管洗浄液を飲んで腸を洗い流す。肛門から直径13㎜、長さ130~140㎝ほどの内視鏡を挿入し、腸の中の様子をモニター画面に映し出して観察する。痛みには個人差があり、検査を行う人の技術によっても異なる。およそ20~30分で終わるのが一般的。あまり痛みが強い場合には、軽い麻酔を使うこともある。

治療

小さなものは経過観察でもよいが、5㎜を超えると現在は良性でも、将来がんになる可能性が考えられるため、切除する。1㎝くらいまでの大きさなら、内視鏡で切除可能なので、検査と同時にその場で切除する。内視鏡の中に、針金でできた投げ縄のような器具を通し、針金の輪をポリープにかける。手元の操作で針金を縛って、ポリープの根元に高周波電流を流して切除する。1㎝を超える大きいポリープや、面積の広いものは、入院して処置を行う。