どんな病気?

尿中のカルシウム、尿酸などが腎臓で結晶を作り、結石となって尿管や膀胱などに降りてきて激痛を起こす病気。最も多いのが黄褐色の蓚酸カルシウム結石。日本人の尿路結石の7~8割がこのタイプである。夜中に突然の激痛で目がさめるのが典型的なパターンで、『のた打ち回るような痛み』などと表現されるほど痛みが激しい。血尿がでる場合もある。夜間救急などでは急性虫垂炎などと間違えることもあるため、激しい痛みを起こす病気に尿路結石があることを知っておきたい。

検査・診断

石の場所を確認するため、造影剤を使ったX線撮影を行う。カルシウム結石は単純X線撮影でも白くはっきり映るが、尿酸結石は映りにくいため。

治療

1㎝以下の石なら、水分をたっぷりとって運動すると尿とともに出てくることが多い。自然に出てこない場合、最も多く行われる治療法は、「体外衝撃波砕石術(ESWL)」といって、専用の装置で身体の外から石を壊す方法。これでも壊れない場合には、「経尿道的砕石術(TUL)」で尿管に金属の棒を入れて直接空気圧などで石を壊す。腎臓内に大きな石が詰まった珊瑚状結石の場合には、「経皮的腎砕石術(PNL)」で腎臓に内視鏡を入れ、背中から石を砕く。これらの方法で除去できない場合には開腹手術を行うこともある。
まったく症状がなく、腎臓の中に5~6㎜の小さな石がある程度なら、経過観察でもよいが、尿管にある石は水腎症を起こす恐れがあるため早めに治療したほうがよい。