どんな病気?

胆のうの壁に細い茎で付着しているイボのようなもの。99%が良性で脂肪成分がたまった「コレステロールポリープ」で、5㎜前後の小さなものが多発することが多い。悪性はわずか1%未満にすぎず、ほとんどが良性。超音波検査の精度があがったために、ほんの小さなポリープでも発見されるようになり、最近では40~50歳代を中心に10人に1人はもっているといわれる。

検査・診断

消化器内科で超音波検査を行う。ポリープの大きさが1㎝を超える場合には精密検査を行う。胆のうは胃や腸のように直接組織をとって調べることができないので、胆のうの影を撮影して、悪性かどうかを判断する。内視鏡の先端に超音波の機能をつけ、胃の中から高周波でポリープの影を撮影する「超音波内視鏡」、ポリープ内の血流の状態をチェックする「カラードップラー検査」、静脈から造影剤を点滴して行う「造影超音波検査」などがある。

治療

大きさが1㎝未満で形が丸く、茎をもった形であれば経過観察が基本となる。とくに治療は行わないが、時間の経過とともにポリープが大きくなる可能性もあるので、その変化をチェックする必要がある。
悪性の疑いが強い場合は、胆のうを全摘する。がんのタイプや進行度によって、腹腔鏡下手術か開腹手術かが決まる。周囲の臓器にまで、がんが広がっている場合には胆のうだけでなく、周囲のリンパ腺や肝臓の一部も切除する。
胆のう摘出後は、人によって便が柔らかくなるなどの後遺症が現れることもあるが、半年もすれば元に戻る。