どんな病気?

◎椎間板ってなんでしょう?
人の背骨は椎骨(けいこつ)、仙骨(せんこつ)、尾骨(びこつ)という骨からできています。椎骨とは頚椎、胸椎、腰椎のことを指します。椎骨と椎骨の間にある円板状の軟骨を椎間板(ついかんばん)と呼びます。この軟骨が背骨への衝撃や体重の負担を緩和するクッションの役割を果たしているのです。何らかの原因でこのクッションがはみ出した状態を椎間板ヘルニアと言います。はみ出した椎間板が神経を圧迫すると痛みやしびれなどの症状が出てきます。

◎椎間板ヘルニアの症状は?

椎間板ヘルニアは主に首の頚椎と腰の腰椎に発生します。主な症状は痛みとしびれですが、患部以外のところに影響が出ることもあります。

頚椎(首)のヘルニアの症状

・首の痛み
・手のしびれ
・肩こり
・頭痛
・耳鳴り
・めまい

腰椎(腰)のヘルニアの症状

・腰の痛み
・腰のしびれ
・足の痛み
・足のしびれ
・排尿障害
・歩行障害

原因

はみ出した椎間板が神経を圧迫することにより発症する椎間板ヘルニアの原因の多くは加齢と椎間板への過度の負荷です。

頚椎のヘルニア
1. 加齢
2. 長時間同じ姿勢、悪い姿勢でいる(猫背、パソコンの使用など)
3. 首への衝撃

腰椎のヘルニア

1. 加齢
2. 長時間同じ姿勢、悪い姿勢(前かがみ、パソコンの使用など)
3. 腰への急激な負荷(力仕事、重いものを持ち上げるなど)
4. 激しい運動
5. 肥満
6. 腰椎を支える腹筋、背筋の筋力不足

検査・診断

椎間板ヘルニアの診断は問診や身体の可動範囲などの所見、画像による所見などがあります。主に身体の所見が中心で行われ、画像による所見はそれを裏付けるものとして行われます。

各検査の特徴

1. 問診 きっかけ、症状と経過、既往歴など
2. 身体所見 体を動かし、可動範囲や痛みの場所を調べる
3. 画像所見 X線による背骨の状態を確認する。
CTで背骨を詳細に調べる。
MRIで椎間板の詳細な画像を撮る。