どんな病気?

ぎっくり腰とは正式な病名ではなく、急激に起こる腰痛の総称。典型的な病気は腰椎椎間板ヘルニアで、初期症状の多くがぎっくり腰から始まる。骨粗しょう症がある中高年女性の場合には、腰椎の圧迫骨折が最も多く、かがんで物を取ろうとしたときや、身体をひねったときに急激に起こる腰椎の捻挫は男性に多い。

検査・診断

安静にして痛みがとれるようなら様子をみてもよいが、腰だけでなく、下肢も痛む坐骨神経痛を伴う場合や、安静にしても痛み、どんどん悪くなる場合には、マッサージなどで対処せず、整形外科を受診して深刻な病気でないかどうかチェックを受けたほうがよい。安静にしても痛い腰痛は、腫瘍や炎症の可能性があるためだ。乳がんなど腰椎に転移しやすいがんもあるので要注意。

治療

急性腰痛(ぎっくり腰)になった場合は安静が第一といわれるが、期間は2日程度で十分。それ以上安静にしていても改善されないことが統計的にわかっているため、コルセットを使ったり、鎮痛剤で痛みをコントロールしながら、なるべく早く通常の生活に戻るようにする。安静にすることが重要なので、マッサージは逆効果。2日間寝てもよくならない場合には、整形外科を受診したほうがよい。