どんな病気?

単純ヘルペスウイルスがセックスによって感染し、外陰部から会陰部にかけて、水疱ができる病気。水疱のできはじめは、むずがゆく、次第に痛みに変わってくるのが特徴。水疱が下着などでこすれてつぶれると、歩けなくなるほど痛む。さらに排尿時に尿がしみると、飛び上がるほど痛み、排尿障害を起こすこともある。潜伏期間は約1週間。初回感染のときの症状はひどくなりやすく、外陰部の痛みのために入院するケースも。

検査・診断

性器ヘルペスは婦人科で、水疱の破れたところを綿棒でこすり、ウイルスを検出する。痛みを伴うが、水疱が出ている最中でないと検査できない。

治療

約3週間でウイルスに対する抗体ができるため、放置しておいても症状は自然に治まるが、一度感染すると、ウイルスは体内にとどまり、完治はしない。痛みがひどいと日常生活に支障が出るため、抗ウイルス剤を服用し、ウイルスの活性を抑制して症状を抑える。初めて感染したときは、症状が激しいので早めに抗ウイルス剤を点滴する。潜伏したウイルスは、疲れたとき、風邪をひいて免疫力が低下したときに、活性化して再び症状が現れる。症状を起こさないよう、疲れをためないよう日常生活の中でも気をつけたい。性器ヘルペスは分娩時に赤ちゃんに感染すると、髄膜炎にかかる可能性がある。50%という高い死亡率になるので、妊娠中は感染しないよう特に注意が必要だ。