どんな病気?

皮膚にできるがん。全身どこにでもできるが、種類によって好発部位が分かれる。赤くただれることが多い基底細胞がんなどは顔にできることが多く、黒い沁みができる悪性黒色腫(メラノーマ)の約4分の1は足に発生する。ただし、背中や外陰部など自分ではみつけにくい場所にも発生するので、着替えや入浴の際、家族が発見するケースもある。
紫外線の浴びすぎや化学物質の影響など、皮膚がんのリスクを高める原因は多岐にわたる。

検査・診断

皮膚科医が診察すれば、見た目からがんかどうか大体見分けがつく。患部を10倍に拡大して観察する器械(ダーモスコピー)を使う場合もある。紛らわしい場合には、がん専門の病院を紹介してもらったほうがいい。

治療

基本は外科手術でがんを摘出すること。摘出したあとは、必要に応じて別の場所から皮膚を移植する。進行したケースには化学療法や放射線療法を行う。皮膚がんが転移しやすいのは、リンパ節、肺、肝臓。ほんの1㎝足らずの黒いイボのようながんが発見されたとき、すでに全身に転移していて死亡するケースもある。皮膚の異常に気づいてから何年も放置してしまうケースが多いが、気づいた早期の段階ですぐに治療すれば完治するので、躊躇せずに受診したい。
予防のためには、皮膚がんの原因の一つである紫外線対策をしっかりすることが大切。日焼け止めクリームは年間を通して使い、紫外線の強い日にはつばの広い帽子をかぶる、日傘をさすなどの対策を。

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