医師主導型治験用語集

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アウエル小体(あうえるしょうたい)
細胞を染色させてその数を数えたり、細胞の形状などを見て、白血病の種類を見分けた場合に、細胞質(細胞の中にある核以外の総称)が赤紫色に染まり、針状から棒状の様になっている状態をいい、この場合、急性骨髄性白血病骨髄異形成症候群などの可能性が高く、リンパ性の白血病である可能性がなくなる。細胞を染色させて調べる方法は、白血病の診断や治療を行う上での大事な情報のひとつ。
悪性腫瘍(あくせいしゅよう)
体の正常な細胞が突然変化し、悪性の細胞が体の中で発生し、増殖すると共に、リンパ節や他の臓器にも転移を起こして死に至らしめる病気。
悪性貧血(あくせいひんけつ)
胃の粘膜の萎縮(縮こまって小さくなること)や胃切除によって、内因子が欠乏してビタミンB12の吸収が低下し、造血幹細胞の遺伝子の合成が悪くなって引き起こされる貧血の事。ふらつきや目眩などの貧血症状の他、食欲不振、神経症状なども見られる場合があり、ビタミンB12を補給するなどの治療が行われる。
悪性リンパ腫(あくせいりんぱしゅ)
リンパ組織の悪性腫瘍(がん)のひとつ。病巣を顕微鏡で見て、どのような異常があるかを調べたり、腫れたリンパ節などを試験的に切除(生検)して診断する。治療は、抗がん剤を用いた化学療法や、放射線療法の他、造血幹細胞移植(正常な血液を回復させる為、造血幹細胞(血液の種)を移植する治療法の事)を行う場合がある。
アズール顆粒(あずーるかりゅう)
一時顆粒ともいう。骨髄球系の細胞を染色した場合に、前骨髄球(細胞成熟の過程において、骨髄芽球と骨髄球の間に位置する。正常では、骨髄にのみ存在する。)の段階で見られる粗大な紫赤色の顆粒の事。この顆粒の数や形状を見て、白血病の診断や治療の為の情報とする。骨髄球以降になると、染色性が変化する為、消失した様に見えるが、その後微細なピンクないしは淡青色に染まる二次顆粒が出現する。
アレルギー
人間の体は、細菌やウイルスから体を守る働きとして、免疫作用がある。
免疫とは、人間が異物として感じるものは排除しようとする反応が、過敏に出る事から起こる反応で、物質の摂取または接触により生体内に抗体が作られ、同じ物質の再摂取または再接触により抗原抗体反応が起きて病的症状が現れる状態をいう。
移植片対宿主病(GVHD)(いしょくへんたいしゅくしゅびょう)
輸血も含め、臓器移植の際などに起きる免疫反応による疾患を総称したもので、“Graft Versus Host Disease”の頭文字をとって、GVHDと呼ばれ、輸血した血液の細胞(移植片)が、患者(宿主)の細胞を“異物”とみなして攻撃し、傷つける病気。つまり、自分の体の中にいわゆる“異物”が入ってくるので、それらを“敵”とみなして、白血球が免疫反応を起こして、自分の体の中で攻撃してしまう状態。この状態を起こす原因として、血液(移植片)に含まれる“細胞障害性Tリンパ球”が関係している事が分かっており、少しでも予防するために、輸血用の血液には放射線を照射してリンパ球の増殖する力を壊してから輸血する事も有効手段の1つとされる。GVHDを起こした場合、下痢や発熱、肝機能の障害、皮膚が腫れるなどの症状が出現する。そのまま悪化すると、感染症を起こし、重篤な状態に陥ってしまう可能性もある。
遺伝子治療(いでんしちりょう)
患者の細胞に遺伝子を導入する事により病気を治す方法。傷いた遺伝子や機能が失われた遺伝子を補ったり、有害な遺伝子の働きを抑えることが可能である為、従来の対処療法では治らなかった遺伝の病気やがんなどの、根本的な治療法になる可能性がある治療法。
インターフェロン
ウイルスに感染した際、生体を守るために体内で作られる蛋白質の一種。白血球リンパ球などの免疫に関与している細胞から作られる物質で、ウイルスの増殖を抑える作用がある。抗悪性腫瘍、免疫抑制剤として、医療現場で使用されている。
エイズ
日本語では、「後天性免疫不全症候群」(こうてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん)という。HIV(Human Immuno-deficiency Virus/ヒト免疫不全ウィルス)が体内に侵入して引き起こす免疫不全の病気。主な感染経路は性行為、輸血、麻薬注射など消毒されていない針の使い回し、母子感染など。治療は、抗ウイルス剤によるHIVの増殖を抑える事と、進行した場合に見られる症状(二次性悪性腫瘍、神経病変、感染症など)を緩和させる間接的な治療が主体。
黄疸(おうだん)
血液中のビリルビン(ヘモグロビンの分解産物)の増加による、皮膚、粘膜、眼球が黄色に変色した状態。血液中のビリルビン値が約2.0〜2.5mg/dlを超えると、目立って分かる様になる。原因は肝細胞の機能異常、胆道の閉塞、赤血球の過剰破壊などで、溜まって流れない場合には、つまっている箇所に管を入れて、外へ出す治療などが行われる。
横紋筋肉腫(おうもんきんにくしゅ)
横紋筋肉という体のどこにでもある筋肉に出来る肉腫で、その中でも、頭頚部(顔面および首にわたる部分)、生殖器、後腹膜(腹膜腔の背側で膜腔の後壁との間の腔)、手足などに多く発病するといわれる。

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