
- 敗血症(はいけつしょう)
- 血液の中に細菌が侵入し、全身に炎症を起こす病気です。全身を巡る血液が細菌に犯されるために重症になりやすい病気。多くの場合は、体のどこかに細菌が感染していて、その細菌が免疫力で退治できなくなくなり、全身に広がってしまうという経緯で発症する。
- 培養(ばいよう)
- 動植物の組織の一部または個体や微生物を人工的条件下で発育・増殖させること。
- 播種性血管内凝固症候群DIC(はしゅせいけつえきないぎょうこしょうこうぐん)
- 悪性腫瘍、感染症、白血病、循環不全、その他何らかの理由により、極端な血液凝固の亢進状態(たかぶり進む事)を生じ、末梢の血管に広く血栓が形成されて起こる症候群。主な症状は、出血傾向や、微小血栓による脳、心臓、肝臓、腎臓、肺などの臓器不全等。
- 白血球(はっけっきゅう)
- 血液の有形成分のひとつ。骨髄・脾臓・リンパ節で作られる。赤血球より大きく、無色で核があり、「顆粒白血球(好中球・好酸球・好塩基球)」・「リンパ球」・「単球」に分けられる。活発に活動し、好中球や単球は細菌や異物を食菌し、リンパ球は免疫に関与する。
- 白血球減少症(はっけっきゅうげんしょうしょう)
- 顆粒球、好中球・好酸球・好塩基球が通常値より減少している状態。
- 白血病(はっけつびょう)
- 骨髄の中で血液の細胞を作っている“造血細胞”がいわゆるがん化した状態となり、正しい細胞の分化・成熟過程をとらずに、どんどん悪い細胞が増殖していく病気。血液中には、無秩序に増殖した白血球や、未成熟な細胞がどんどん増えていく。その為正常な血液が行っている栄養や酸素の運搬が十分行われなくなり、貧血、感染、出血など様々な症状を引き起こす。
- 汎血球減少症(はんけっきゅうげんしょうしょう)
- 白血球減少、赤血球減少、血小板減少の3系統の血球減少を同時に認める状態。
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- 脾臓(ひぞう)
- 左わき腹のあたりに位置し、横隔膜に接する臓器。赤血球の貯留、古い赤血球や血小板の破壊、リンパ球の産生などを行う。
- ビタミンB12
- 葉酸と共に造血ビタミンとして知られ、卵黄、魚肉、レバー等の食物に含まれるもの。何らかの原因で欠乏すると、悪性貧血や下痢、神経症状などの症状をきたす。
- ヒト白血球抗原
- →HLA
- 表面マーカー検査(ひょうめんまーかーけんさ)
- 血液細胞、骨髄細胞、リンパ節細胞の性状の分析を行うための検査。主に細胞の型を細かく分類する事で、病気に適した治療を行う事を目的としている。
- 非ホジキンリンパ腫(ひほじきんりんぱしゅ)
- 悪性リンパ腫には、ホジキンリンパ腫と、非ホジキンリンパ腫があり、日本人のホジキンリンパ腫は約10%と少なく、大半が非ホジキンリンパ腫である。また、ホジキンリンパ腫は20〜30歳代に多いのに対し、非ホジキンリンパ腫の発生のピークは、60歳代と高齢者に多い病気であるが、若年者や小児にも発生する。非ホジキンリンパ腫は、リンパ系に悪性の細胞が認められる病気で、ウイルスにより罹るものではないかと示唆されているが、原因は不明。症状は、頸部・腋窩・足の付け根・胃のリンパ節等の腫脹(はれ)、原因不明の発熱、寝汗、疲労感、皮膚のかゆみ、胸部、腹部、または骨における原因不明の疼痛等がある。治療法は、放射線療法、化学療法などが行われる。
- 貧血(ひんけつ)
- 血液中の赤血球数または血色素(血液中にあって、酸素の運搬を媒介する色素。赤血球中のヘモグロビン)量が正常値以下に減少した状態。鉄分やビタミンの欠乏、造血器官の疾患、失血など種々の原因によって起こる。顔色が悪くなり、頭痛・耳鳴り・めまい・動悸・息切れ・倦怠などを呈する。
- フィラデルフィア染色体(ふぃらでるふぃあせんしょくたい)
- 慢性骨髄性白血病患者の殆ど(90〜95%)に認められる特殊な染色体。
- フィブリノーゲン
- 血漿中に含まれる糖タンパク質の一種で、血液を凝固させる因子のひとつ。肝細胞で造られる。
- 不応性貧血(ふおうせいひんけつ)
- 赤血球、赤血球等の血液細胞(血球)が骨髄の中で作られても、血球を作る仕組みに何らかの問題が生じ、一生懸命造っても、ちゃんとした血球が出来なくなる状態をいう。また出来た血球は数が少ないだけでなく、多くのものは質が悪いのが特徴。現在は、「骨髄異形成症候群」の分類に含まれる。
- 腹水(ふくすい)
- 腹腔内に液体が大量にたまった状態。また、その液。肝硬変・心不全・ネフローゼ症候群・癌性腹膜炎などにみられる。
- 分化(ぶんか)
- 幹細胞が特別な方向づけのない未熟な細胞から単一の血球方向へ変化していく過程のことをいい、幹細胞の分化により、赤血球、血小板、好中球、単球、好酸球、好塩基球、リンパ球が形成される。
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- 平滑筋肉腫(へいかつきんにくしゅ)
- 後腹膜や腸などに出来やすく、平滑筋にできた腫瘍(肉腫)で特有の症状はないが、心窩部(胸の中央にあるくぼんだ所、みずおち)痛、食欲不振、胸焼けなどが見られ、中心壊死(死滅)による潰瘍が大きくなると、消化管出血を来たすことがある。また発育すると、心窩部に腫瘤(こぶ様のはれ)がある事が分かるほどになる場合がある。
- ヘモグロビン
- 赤血球に含まれる鉄を含む色素(ヘム)とタンパク質(グロビン)とからなる複合タンパク質。酸素と結合する能力があり、血中での酸素運搬の役割をもつ。酸素と結合すると鮮紅色、酸素を離すと暗赤色を呈する。
- ペルオキシダーゼ染色 (新鮮血塗抹標本)
- ペルオキシダーゼとは、動物・植物・微生物界に広く分布する酵素の一種で、西洋ワサビ・酵母・甲状腺・唾液・牛乳・小腸粘膜・白血球・赤血球などの中に存在するものが挙げられる。これらを塗抹標本で染色して調べ、白血球のペルオキシゾーム(酵素の一種)の有無によって骨髄球系細胞かリンパ球系細胞かを判断するもので、白血病細胞の鑑別診断に重要な検査の1つである。
- 変異(へんい)
- 細胞のDNAの変化、障害を引き起こす遺伝子の変化。同種の生物の個体間にみられる形質の相違。
- 放射線療法(ほうしゃせんりょうほう)
- 高いエネルギー線や粒子を用いて行う治療の事。放射線は、電磁波と粒子線の2種類に大きく分けられ、電磁波には、X線、γ線(ガンマ線)などが含まれ、粒子線は、原子を構成する粒子として電子、陽子、中性子などが含まれる。高いレベルの放射線は細胞を殺し、細胞の成長と分裂を阻止する。がん細胞はその周囲にある正常な細胞より早く成長し、分裂するので、放射線治療はがんを治療する上で有用な方法とされる。
- ホジキン病(ほじきんびょう)
- 悪性リンパ腫のひとつ。人体の免疫系の一部であるリンパ系に発生するがん。20歳代と60歳代の人に比較的多く発症する病気。多くは頸部(首)のリンパ節の腫れで始まり、周期的な発熱・脾腫(脾臓が腫れる事)などが見られる。リンパ節をはじめ造血臓器が系統的に侵される。放射線・化学療法で治癒可能。悪性リンパ肉芽腫症。
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