医師主導型治験用語集
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ABO式血液型(えーびーおーしきけつえきがた)
1901年に、オーストリアのラントシュタイナーによって発見された血液の分類法。これは血液中の“赤血球の型”による分類で、赤血球の細胞膜には、糖でできた鎖状のものが生えており、この糖のつながり「糖鎖構造」には4つの種類があり、つながり方の違いで血液の型をA、B、O、ABに分けることが出来る。輸血の際、事前に必ず行われる検査。採血による血液検査ですぐに調べる事が可能。

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ATRA療法(all-trans retinoic acid あとらりょうほう)
ATRA(アトラ)とは、all-trans retinoic acidの略語で、レチノイン酸(活性型ビタミンA)の事。急性骨髄性白血病の一種である「急性前骨髄球性白血病」には、このレチノイン酸による分化誘導療法(腫瘍細胞の分化を誘導する事、でその増殖を抑制しようとするもの)が著効を呈すとされる。レチノイン酸は活性型ビタミンAであり、他の抗白血病薬のような強い毒性も無く、その為感染症や血小板減少による出血などの合併症を患者に与える苦痛も少ないとされる。

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CTスキャン(Computed Tomography Scan しーてぃーすきゃん)
X線、いわゆるレントゲンを使用して、人体を横断(輪切り)した写真を撮る装置の事。

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DNA(でぃーえぬえー)
全ての生物を作り、生存させるのに必要な情報部分で、「遺伝子」の本体。生命の最小単位である細胞の中に染色体(DNAとタンパク質からなる遺伝情報を担う物体)として巻き込まれている。電子顕微鏡でしか見る事が出来ない。

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HLA(human leukocyte antigen ヒト白血球抗原)
赤血球にABO式血液型(※あ行、A〜Z参照)がある様に、白血球(※は行参照)にもHLA型という血液型がある事を、1954年にフランスの輸血学者ドセーが発見。大きく分けてHLA−A、B、C、DR、DQ、DPの型がある。HLAは、血球成分の白血球と血小板に存在するが、赤血球には存在しない。移植の際には、HLA(ヒト白血球抗原)のタイプを合わせる必要があり、合わない場合には移植が出来ない。

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MRI(えむあーるあい)
日本語では、核磁気共鳴映像法という。人体の細胞がもつ磁気を核磁気共鳴を利用して検出し、その情報をコンピューターにより画像化する診断法。生体に害を与えず、任意の断層像や、軟らかい組織を診断できる。

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MRSA(えむあーるえすえー)
メチシリン・レジスタント・スタヒロコッカス・アウレウス(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の略語。グラム陽性球菌の一種で、化膿性炎(皮膚化膿疾患・中耳炎・結膜炎・肺炎)、腸炎(食中毒を含む)など創傷感染、呼吸器感染、消化器感染の原因菌である「黄色ブドウ球菌」と性質が同じで、耐性遺伝子を持ち、これに感染すると抗生物質(菌を殺す薬)が効きにくくなる。1980年代以降、院内感染の首位を占めている。消毒に強い事や、乾燥に強い性質を持つ事から、免疫が低下している患者は特に罹患しやすく、注意する必要がある。

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PS(performance status  パフォーマンス ステータス)
全身一般状態の程度を、下記の0〜4の5段階で評価する指標。

0: 社会活動ができ、制限を受けることなく発病前と同等にふるまえる。
1: 肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や坐業はできる。
2: 歩行や身の回りのことはできるが、軽労働はできない。日中50%以上起居できる。
3: 身の回りのある程度のことはできるが、日中50%以上就床している。
4: 歩行や身の回りのある程度のこともできず、終日就床を必要とする。

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Tリンパ球(てぃーりんぱきゅう)
白血球の中には“リンパ球”(※ら行参照)という成分が含まれる。そのリンパ球には幾つかの種類があり、その中の1つがTリンパ球と呼ばれる。Tリンパ球は、骨髄で造られた後、“胸腺”(心臓の上あたりにある)へ移動し、異物なのか、そうでないのかを見極める力を備え、幾つかの細胞に別れた上で、異物に対する攻撃命令を下す様になる。

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