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そう、風邪薬一つにしても、いろんな種類の風邪薬が薬局に並んで、何を買っていいか分からなくなること、ありませんか?この薬の特長はなんだろう・・・、他とどこが違うんだろう・・・。薬を買うときパッケージに記されている「成分」を見ても、聞いたとこのないカタカナが沢山並んでて、よく分からない!なんて。
それらの材料は、カビや細菌などのいろいろな微生物が作り出す物質や、それらに似せて人工的に合成した化合物だったりするんだよ。でも、なんでこれらが薬として誕生したか・・・。くすりが誕生するまでの幾つかのエピソードをここで紹介しよう。 |
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日々多くの研究者が、薬の成分となる物質を探しいろいろな研究を進めているんだ。あれはどうだろう、これはどうだろう・・・、様々な実験を繰り返すんだね。
時はさかのぼり1928年(今から70年以上も前だね)のそんなある日のこと。イギリスのある研究者がブドウ球菌を培養皿に入れて培養実験をしていたんだ。そんな時、開いていた窓から偶然にもカビの胞子が飛び込んできて、実験中の培養皿にも付着してしまったんだ。おかげで、ブドウ球菌のはいった培養皿からアオカビが発生!せっかく研究を進めていたのに、カビのせいでまたやり直しか・・・なんて思いながら、培養皿を眺めていたのかもしれないね。
「おや?」
培養皿をよ〜くみているうちに、あることに気付いた。アオカビが発生している周りだけ、ブドウ球菌のつくるコロニー(かびや細菌などの集まりのこと)がとけていたんだ。そう、アオカビから作り出される物質がブドウ球菌の、増殖を押さえていたんだね。
この、アオカビ(peniccillium)に殺菌作用があるという発見が、世界初の抗生物質「ペニシリン」の誕生になったんだ。この研究者は有名な「アレクサンダー・フレミング」。うっかりカビを発生させてしまった失敗を、こんな奇跡的な大発見に繋げたんだよ。
ついでにちょっと別のくすりのはなしをしよう。
失敗から成功へ、というよりは、本来の期待されていた効果ではなく、別の効果で薬として成功した例なんだ。
最近よく聞くバイアグラ(クエン酸シルデナフィル)やリアップ(ミノキシジル)は、実は偶然にそれぞれの効果がわかったくすりなんだよ。もともとは、循環器系のくすりとして開発を進めているうちに、治験においてバイアグラは勃起、リアップは多毛の副作用が多発することが分かったんだ。
ここで、本来の効能の試験を中止し、性的不能治療薬と養毛剤として開発を進め、新しいくすりとして生まれ変わったんだ。思いがけないことが、様々なくすりの誕生に繋がるんだね。

医薬品の領域でも「廃物利用」が進んでいるんだ。余ったからすてる、じゃ、もったいないからね。
例えば、マヨネーズの原材料となる卵。マヨネーズを作るときには白身は使わないんだけど、この白身の中には菌を溶かす力と組織の修復を促進する作用がある「塩化リゾチーム」が含まれているんだ。
風邪薬、目薬、軟膏などいろいろな薬に使われているんだよ。ほかにもニワトリのトサカからリュウマチなどの治療に使われるヒアルロン酸がとれたりと、いろんなところから、くすりが誕生しているんだね。
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今日はここまで! どうだった?
くすりが誕生するまでに10年はかかるといわれているけど、 開発過程の中では、もっともっと、いろんなことがあったんだろうね。 では、次回もお楽しみに! |
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なるほどクスリの連載コラム
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